- 簿記3級は難しい資格なの?
簿記3級は、会計知識のない初心者でも挑戦できる資格として人気があります。
しかし、独学で勉強するために「何から始めればいいのか分からない」ですよね。
そこで今回は日商簿記2級を取得した私が、「簿記3級を独学で取得するための勉強方法【3ステップ】」を解説!
その他「簿記3級を取得した合格体験談」もご紹介します。
簿記3級に合格すれば、自分で会計処理を行えるスキルが身につきます。
これから合格を目指して頑張りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
簿記3級の合格率は?
簿記3級は、日本商工会議所が主催する「日商簿記検定」の初級レベルに該当する資格。
試験内容は以下のとおりです
商業簿記の基礎で構成されており、会計知識が全くない初心者でも無理なく学べます。
ちなみに、簿記3級の合格率は30~40%。
簿記3級の「統一試験」直近5回分の合格率をまとめました
回 | 合格率 |
---|---|
167(2024年6月9日) | 40.7% |
166(2024年2月25日) | 36.3% |
165(2023年11月19日) | 33.6% |
164(2023年6月11日) | 34.0% |
163(2023年2月26日) | 36.5% |
独学で効率良く進めるには、テキスト選びやスケジュール管理がポイントになります。
簿記3級はネット試験でも受験できる
簿記3級は2020年からCBT方式(ネット試験)を開始しました
- CBT方式⇒
パソコンで問題を解答する方式
ネット試験の特徴をまとめました
- 試験範囲・試験時間は「統一試験」と同じ
- 試験日や会場は自分で選べる
- パソコンで解答する
統一試験と違うところはパソコンで解答するところ。
問題演習などで普段から慣れておくことが大切です。
簿記3級「ネット試験」直近の合格率をまとめました
期間 | 合格率 |
---|---|
2024年4月~2024年6月 | 40.3% |
2023年4月~2024年3月 | 37.1% |
2022年4月~2023年3月 | 41.2% |
2021年4月~2022年3月 | 41.0% |
2020年12月~2021年3月 | 41.0% |
出典:商工会議所の検定試験 2級・3級受験者データ(ネット試験)
統一試験と比べても合格率に違いはありません。
簿記3級独学で合格するまでの勉強時間は?
簿記3級を取得したいなら必要な勉強時間は100時間程度。
とはいえ、個人差があるので理解を深めるまで学習を積み重ねるのが大切。
実際私は勉強時間が足りずに不合格になった苦い過去があります。
確実に合格を目指すなら3~5ヶ月は見ておくべきです。
【3ステップ】簿記3級を独学で取得するための勉強方法
- 教材選びが合否を左右する!
- 学習計画を立てる
- 問題演習で合格力を養う
会計知識がない人でも1つずつ段階をクリアしていけば、簿記は覚えられます。
これから詳しく解説します。
教材選びが合否を左右する!
簿記3級を独学で取得するためのはじめの一歩は、教材選びが超重要!
教材選びに失敗すると理解を深めるのが難しいです。
簿記の教材はわかりやすく解説されたものを選ぶのが重要です。
以下のポイントを参考にしてみてください
- イラストや図解付きでわかりやすい本
- 問題集が充実している
- 最新版の試験対策用
簿記の書籍は数多く販売されています。
初心者向けで自分に合う本を選ぶようにしましょう。
学習計画を立てる
教材を購入したら、次は学習計画を立てましょう。
学習期間の目安と学習の流れを簡単にまとめました
簿記3級合格の学習計画 | 内容 |
---|
学習の目安 | 平均で3ヶ月。1日1〜2時間の勉強を継続する |
学習の流れ | 初期2週間:テキストで専門用語と仕組みをインプット 中期4週間:例題や練習問題でアウトプット 後期2週間:過去問や模試で実践力を養成 |
進み具合を記録しながら学習していけばスムーズに進められるでしょう。
問題演習で合格力を養う
テキストで基礎を学んだら、問題演習で合格力を養っていく流れ。
問題演習を解くポイントは以下のとおりです
- 過去問を繰り返し解く
- 試験本番と同じ1時間で解く練習をする
- 間違えた問題はテキストで見直し
専門用語と仕組みをインプットして問題演習でアウトプット。
数多くの問題に触れることで簿記の知識は自然に身につきます。
試験本番の形式に慣れることも重要です。
試験当日までの対策法
試験当日までの対策法は合格するための最終確認ですが、見直しのポイントをまとめました
- 試験直前は苦手な部分を集中的に復習
- 過去問でミスした部分を優先的に復習
- 基本的な仕訳や帳簿記入を確認
自分の弱点の見直しをすることが大切です。
試験当日の対策もまとめました
- 持ち物をチェック⇒
筆記用具、電卓、受験票などを事前に準備 - 時間配分を意識⇒
試験中は解ける問題から進める - 深呼吸してリラックス⇒
落ち着いて試験に臨む
これまで学習したことを本番で発揮するだけ。
試験開始の1時間前までに会場へ到着すれば、学習で得た力を出すことができるでしょう。
簿記3級を取得した合格体験談
ここでは実際私が簿記3級を取得した合格体験談をご紹介します。
内容は、簿記3級を取得した「失敗体験→成功体験」の流れ。
参考にしてみてください。
1回目の受験: 簿記3級をなめて不合格
最初に簿記3級に受験したとき、私は正直「簿記3級なんて楽勝」と思っていました。
独学で数週間ほどテキストをパラパラと眺めながら丸暗記の学習スタイル。
問題を解くこともほとんどないまま試験に臨みました。
結果は不合格。試験会場で出題された仕訳や帳簿記入の問題がほとんど解けず、点数は合格基準に遠く及びませんでした。
この失敗から、簿記3級を甘く見ていた自分の認識を改めることに。
「次こそは絶対に合格する」と決意し、計画的に学習する必要性を痛感しました。
2回目の受験: 専門学校で学んで合格
次の試験に向けて、独学ではなく専門学校で学ぶことを選びました。
講義を受けることで体系的に知識を得られ、特に仕訳や帳簿記入といった苦手な部分を徹底的に克服。
また、試験対策として過去問を繰り返し解き、模試で本番さながらの練習を積み重ねました。
勉強期間は3ヶ月ほど。
途中で挫折しそうになることもありましたが、講師や同じ目標を持つ仲間の存在が大きな支えとなりました。
迎えた2回目の試験日。緊張しながらも、これまでの努力が実を結び、見事合格することができました。
失敗を乗り越えて得たもの
この経験から学んだのは、「甘く見ないこと」「継続的な努力の大切さ」です。
簿記3級は確かに初心者向けの資格ですが、合格するにはしっかりとした準備が必要。
今では合格体験が自信となり、さらなるスキルアップに挑戦する原動力となっています。
まとめ:簿記3級に合格するなら独学より通信講座
- 教材選びが合否を左右する!
- 学習計画を立てる
- 問題演習で合格力を養う
私の実体験から、簿記3級を独学で目指すのは難しいです。
効率的に合格するには通信講座の活用がおすすめです。
独学は自分で教材を選び、学習計画を立てる必要が。
一方、通信講座は必要な教材が一式揃い、効率よく学べるカリキュラムが用意されています。
時間に限りがある社会人や主婦の方にも最適。
おすすめの通信講座はクレアール!
スマホ学習に対応しておりスキマ時間を活用できるのが魅力的。
時間と労力を節約しながら、効率的に学べるのもGoodな点。
私は苦労しながらも簿記3級を取得できました。
簿記3級に合格を目指して頑張ってください。あなたの挑戦を応援しています!
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