- 初心者でもファイナンシャルプランナー3級に合格できるの?
日本FP協会が主催の、ファイナンシャルプランナー3級の合格率は約80%。
比較的難易度が低い資格です。
ファイナンシャルプランナー3級は、きんざいと日本FP協会で受験可能。
合格率に違いはありますが、どちらでファイナンシャルプランナー3級を取得しても受検資格として正式に認められます。
したがって今回は日本FP協会の試験に絞って、実際ファイナンシャルプランナー3級の資格保持者の私が、過去の合格率のデータと照らし合わせながら難易度を詳しく解説します。
私はファイナンシャル・プランニングの知識を持っていませんでしたが独学で取得できました。
試験形式もまとめてあるので、FP3級のレベル感を確認してみてください。
FP3級の難易度はどれくらい?
FP3級はファイナンシャル・プランニングの基礎知識を問う試験という性質上、比較的易しい試験とされています。
以下は、日本FP協会が実施したFP3級試験の直近7回分の受験者数および合格率をまとめたデータです
試験実施月 | 学科試験受験者数 | 学科試験合格率 | 実技試験受験者数 | 実技試験合格率 |
---|---|---|---|---|
2024年1月 | 39,370人 | 83.14% | 38,531人 | 86.56% |
2023年9月 | 31,431人 | 74.78% | 31,130人 | 77.67% |
2023年5月 | 35,568人 | 88.25% | 34,759人 | 85.21% |
2023年1月 | 39,839人 | 85.25% | 38,633人 | 88.34% |
2022年9月 | 34,616人 | 80.78% | 33,246人 | 84.44% |
2022年5月 | 39,231人 | 83.37% | 38,810人 | 90.33% |
2022年1月 | 39,495人 | 87.01% | 40,324人 | 90.75% |
参考:日本FP協会 FP技能士の取得者数 及び 試験結果データ
FP3級は「学科」「実技」に分かれていますが、両方とも合格率は80%を超えることが多いです。
「3級FP技能士」になるには、学科と実技それぞれに合格が条件になりますが、試験対策をすれば十分に合格を狙えます。
他の人気資格と比べてもFP3級の合格率は高い
FP3級の合格率は学科試験、実技試験ともに約80%。
他の人気資格と比べても合格率は高いです
資格名 | 合格率(平均) |
---|---|
ファイナンシャルプランナー3級 | 約80% |
調理師免許 | 約60%~70% |
第二種電気工事士 | 約50%~60% |
ITパスポート | 約50% |
簿記3級 | 約40% |
危険物取扱者乙種第4類 | 約30%~40% |
宅地建物取引士(宅建) | 約15%~17% |
宅建や危険物取扱者のような専門性が高い試験と比べると、FP3級は初心者でも学びやすい資格。
他の人気資格と比べても、FP3級の難易度は低い結果です。
FP3級の試験形式をまとめました
試験種類 | 出題形式 | 合格基準 |
---|---|---|
学科試験 | マークシート方式(60問) | 36点/60点 |
実技試験 | マークシート(20問) | 60点/100点 |
日本FP協会のサイトの受検資格には「FP業務に従事している者または従事しようとしている者」とあります。
とはいえ、実際には誰でも受検可能。
学科は基本的な問題形式、実技は応用力の問題形式が出題。
FP3級は「学科」「実技」それぞれ60%以上の得点で合格となります。
出題範囲と傾向
FP3級では6つの分野が出題されます
分野 | 内容 |
---|---|
1:ライフプランニングと資金計画 | 教育費や老後資金など、人生設計に必要な知識 |
2:リスク管理 | 保険の種類や加入の考え方 |
3:金融資産運用 | 株式、債券、投資信託などの基本的な仕組み |
4:タックスプランニング | 所得税や住民税に関する基礎知識 |
5:不動産 | 不動産の購入や活用の基礎知識 |
6:相続・事業承継 | 遺言や相続税の基本ルール |
試験は、専門用語の理解や基礎的な計算問題が中心。
試験範囲は広いですが、深い専門知識を求められることはありません。
解答はすべてマークシート方式
FP3級の解答はマークシート方式です
- 学科試験は全部で60問⇒
30問は「正誤問題」で、残りの30問は「3択問題」 - 実技試験は20問⇒
ケーススタディ形式でマークシートの選択問題
学科試験は、専門用語の理解や基礎的な計算問題を理解していればスムーズに解答できます。
一方、実技試験は具体的な状況に応じた回答を求められるため難しく感じられることも。
とはいえ、学科試験と同じマークシート形式。
ファイナンシャル・プランニングの知識が身についていれば対応できます。
計画的に学習を進めれば、FP3級は初心者でも十分合格できる資格と言えるでしょう。
初心者がFP3級に合格するための勉強方法は?
FP3級を初めて受験する方にとって、効率的な学習法は合格の鍵に。
以下に、私がFP3級を取得したときの勉強方法を簡単にまとめました
- 合格までに必要な勉強時間「50時間〜100時間」
- 学習期間は「1ヶ月~2ヶ月」
- 毎日勉強する習慣を身につける
- 合格までの学習スケジュールを組む
- モチベーションを維持する
- 独学で合格できる
FP3級の試験内容はファイナンシャル・プランニングの基礎知識から出題され、過去問に似た問題も多く出題される傾向。
テキストで専門用語を覚えてから、模擬試験や過去問に積極的に取り組み、試験形式に慣れておくのが合格へのポイントです。
まとめ:ファイナンシャルプランナー(FP)3級は初心者でも十分に合格を目指せる資格!
今回は「ファイナンシャルプランナー(FP)3級の難易度」をテーマに解説しました。
FP3級は、高い合格率と実生活で役立つ知識を得られることから人気のある資格。
試験範囲は広いですが、出題されるのはファイナンシャル・プランニングの基礎知識。
しっかりと計画を立てて学習すれば、初心者でも1ヶ月~2ヶ月の短期間で十分に合格を目指せます。
私もファイナンシャル・プランニングの知識を持っていませんでしたが独学で取得できました。
FP3級資格を取得して、家計や資産管理のスキルを磨き、新しいキャリアや人生の選択肢を広げていきましょう!
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