- 「フリーランスの働き方はやめたほうがいい…」
SNSを中心に評判があります。
結論から言うと、半分正解で半分間違い。とはいえ、未知な領域の働き方なので不安になりますよね。
そこで本記事では、2024年からフリーランス活動中の私がフリーランスの実状をわかりやすく解説。
私個人の意見ですが、フリーランスの働き方は20年後・30年後の日本で主流になると確信しています。
最後まで記事を読めば、あなたに向いている働き方なのかハッキリとした判断材料になります。
フリーランスはやめたほうがいいと言われる理由
SNSでは「フリーランスはやめたほうがいい」という意見があるようです。
よくある理由を1つずつ解説します。
収入が不安定
フリーランスはやめたほうがいいと言われる最大な理由は収入が不安定なところ。
短期的に大きな報酬が得られても、案件が途切れると一気に収入がゼロになるリスクが…。
会社員のように毎月安定収入が得られる保証はありません。
収入は仕事を取れるかどうかで大きく影響されます。
時間管理が難しい
フリーランスはクライアントとやり取りする機会が多いので時間管理が難しいです。
具体例を挙げると以下のとおりです
- クライアントの要求に対する柔軟な対応
- 締め切りがある
- 仕事とプライベートの境界線があいまいになる
実際にクライアント対応で休日返上というケースはよくあります。
時間管理しないと不規則な生活になる可能性から、フリーランスはやめたほうがいいと言われています。
理想と現実のギャップがある
フリーランスは自由な働き方ができる魅力があります。
しかし実際に始めると現実とのギャップに悩みます
- 雇用が不安定
- 社会的信用が低い
- 確定申告の手続きが面倒
たとえば、新型コロナウイルスの影響で会社の業績が悪化したときフリーランスの契約を切ることが。
フリーランスは会社員のように雇用は守られていません。
自由な働き方ができる反面、すべてが自己責任。主体的に活動する覚悟が必要です。
福利厚生の手当が薄い
フリーランスは、会社員のように「厚生年金」「健康保険」に加入できないため、福利厚生の手当が薄いです。
以下の対策が必要です
- 国民健康保険・国民年金に加入
- 収入の波に備えて数ヶ月分の生活費を確保
- 小規模企業共済などの制度を利用して退職金を積み立てる
会社員のような手厚い保障はないので、自分で工夫する努力が必要です。
フリーランスに向いている人の特徴
- 主体的に働きたい人
- 専門的スキルのある人
- 営業で成果を出している人
- 収入の不安定を受け入れられる人
- 自己管理ができる人
これらに当てはまる人はフリーランスに向いています。
自分と照らし合わせてみてください。
主体的に働きたい人
フリーランスに向いているのは主体的に働きたい人
- 自分のやりたい仕事を探す
- 働く時間を決められる
- 価値観の合うクライアントとつながる
フリーランスは「仕事・時間・働く相手」を自由に選べます。
安定よりも自由を求める人はフリーランスに向いています。
専門的スキルのある人
専門的スキルのある人はフリーランスに向いています。
実務経験が豊富でスキルが高い人は、高単価案件を受注でき収入アップも早いです。
即戦力としてクライアントから重宝されます。
営業で成果を出している人
フリーランスは自分で仕事を獲得しなければいけないので営業力が必要に。
相手の課題を解決するサービス提供が求められます。
普段から会社員の営業で成果を出している人はフリーランスに向いています。
収入の不安定を受け入れられる人
フリーランスは収入や仕事量が不安定です。
そのため収入の不安定を受け入れられる対策が必要に
- 生活費を計画的に管理する
- 収入の不安定を楽しめる柔軟な考え方
- 複数の収入源を構築できる行動力
仕事が少ない時期でも前向きに考える行動力が求められます。
自己管理ができる人
フリーランスに向いているのは自己管理ができる人
- 仕事の優先順位を明確化する
- ワークライフバランスの確立
- 定期的な目標の見直し
クライアントとのスケジュール調整や体調などを、自分でしっかり管理する必要があります。
フリーランスをやめたほうがいい人の特徴
フリーランスの働き方は、向き不向きがあります。
以下の特徴に当てはまる場合、フリーランスを選択する前に慎重な判断が必要です
とはいえ、実践を積みながら解決できる項目も。1つずつ解説します。
収入の安定を求める人
会社員であれば毎月の収入が保証されていますが、フリーランスは不安定。
フリーランスの特徴は、短期的な仕事が多くあるので収入の波が激しいです。
実際私も案件が打ち切りになることは頻繁にあります。
収入の安定を求める人は、会社員の働き方が向いています。
自己管理が苦手な人
フリーランスは仕事のスケジュールをすべて自分で管理する必要が。
自己管理が苦手な人はフリーランスに向いていないです。
とはいえ、私も会社員時代は自己管理が苦手な人間でした。
クラウドワークス・ランサーズなど、クラウドソーシングサイトで経験を積んで改善できました。
意識改革すれば解決できます。
営業力に自信がない人
フリーランスはクライアントを獲得するために自分を売り込む力が必要。
たとえ高いスキルを持っていても、仕事を待つだけの姿勢では生計を立てるのは難しいです。
とはいえ、実践でクライアントとやり取りしていくと営業力は磨かれます。
クライアントに依存する人
フリーランスは特定のクライアントに収入の大部分を依存するような働き方は向いていません。
なぜなら、突然契約が打ち切られることがあるから。
収入がゼロになると生活が大変…。
複数のクライアントと関係を築くなどの対策が必要です。
貯蓄不足
フリーランスの自由な働き方に憧れて十分な貯蓄なしでスタートするのはリスク大。
収入は不安定なので突然の収入減に備える必要があります。
まずは、会社員時代に生活費の6ヶ月~1年分を貯めておきましょう。
自分を磨く意欲が低い人
フリーランスは自分を磨く意欲が低い人は向いていないです。
なぜなら、フリーランスには以下の要素があるから
- 競争が激しい
- 勉強しないと収入が頭打ちになる
- 最新の知識をクライアントに提供
クライアントは信頼性のある人を求めています。
常に市場動向をチェックしながら、自分を磨き続ける姿勢が必要です。
フリーランスのメリット3つ
フリーランスは自由な働き方ができる特徴から、会社員にはないメリットがあります
- 収入アップが狙える
- 自由な働き方ができる
- 付き合う相手を自分で決められる
1つずつわかりやすく解説します。
収入アップが狙える
フリーランスはスキル・実績があれば、比較的収入アップするのは簡単です。
なぜなら、フリーランスはこのような特徴があるから
- 成果が直接報酬に反映される
- 複数の案件を同時に受けることで収入の幅が広がる
- 単価交渉が可能
- 高単価の案件を獲得できる
- 優良案件を選ぶことで収入を最適化できる
自分で効率よくシステム化することで短期間で大幅な収入アップができます。
一方、会社員だと昇給・賞与が年1回~2回のタイミングに限られます。
フリーランスの働き方で最大の魅力と言えるでしょう。
自由な働き方ができる
フリーランスは自由な働き方ができます
- 「時間や場所に縛られない」
- 「好きな仕事だけに集中できる」
実際私は土日稼働して、平日を休日にするといった働き方をしています。
現代の世の中はインターネット環境があればどこでも仕事ができるようになりました。
ライフスタイルに合わせて柔軟に働けるのがフリーランス最大の魅力です。
付き合う相手を自分で決められる
フリーランスは誰とどのように付き合うか自分で決められます。
相性が良いクライアントを選べたり、フリーランス仲間と共同で作業できたりといったこと。
苦手な取引先とは契約関係をすっぱりと解除できます。
実際にフリーランスとして活動すると、会社員との付き合い方の違いにメリットを感じることができますよ。
フリーランスになる前に私が準備したこと7つ
フリーランスとして成功するには、事前準備と意識改革が不可欠な要素。
これからフリーランスになる前に私が準備したこと7つを順番にご紹介します
必要なことなのでポイントを押さえて1つずつ実践してみてください。
生活費を確保する
フリーランスになるには生活費を確保が必要不可欠。
私は会社員を辞める前に生活費1年分以上の貯蓄を用意しました。
フリーランスは収入が不安定です。
もし収入が途絶えても冷静に対処できるだけの生活費を準備しておきましょう。
なりたい自分の働き方を考える
なりたい自分の働き方を考えることで進む方向性がハッキリします。
ちなみに、私はこのようにフリーランス活動しています
- 週5日稼働
- Webライターの案件を探す
- 毎月の生活費を上回る収入を目指す
目標を明確にすることで仕事のモチベーションとなり充実した働き方を実現できます。
紙やスマホのメモに書いておくと効果的です。
市場価値を高める
フリーランスで自分の市場価値を高めるのは最重要。
私が実践しているのをご紹介します
- 書籍・Webサイトで勉強する
- ブログ発信する
- クラウドソーシングサイトで受注する(副業で実績を作る)
- スキルを棚卸しする
学んで実践する速度を早くすれば市場価値は高まります。
ポートフォリオを最新に更新することも重要です。
人脈を作りながら営業力を身につける
仕事を取る営業力や人脈を築くコミュニケーション力があれば、フリーランスで十分に成功できます。
人脈の作り方の一例です
- オフラインの交流会に参加
- コミュニティサイトに加入
- SNSでコミュニケーションを取る
知人やフリーランス仲間の人脈を作っておけば案件獲得につながります。
また営業の手間を省けるので時間効率もアップで一石二鳥。
フリーランスに人脈作りは必要不可欠です。
需要のある市場を把握する
需要のある市場を把握することで以下のメリットがあります
- 仕事が途切れるリスクが低くなる
- 報酬アップが期待できる
- 長期的に活躍できる基盤を築ける
- 変化に強い働き方が可能
- 仕事への自信を持てる
安心して仕事に集中できるような環境を求めるといったこと。
一方、需要のない市場で働くと「なりたい自分の働き方」が難しくなります。
需要が伸びている分野の仕事を選ぶのがフリーランス成功の鍵です。
老後に備える制度を利用する
フリーランスの福利厚生は会社員と違いがあります
- 国民健康保険に加入
- 国民年金で老後資金の対策をする
怪我や病気で働けなくなるときのリスク回避に「国民健康保険に加入」は必須。
また「国民年金に加入」しておけば老後に備える対策ができます。
会社員にある厚生年金だったり失業したときの「雇用保険」を、フリーランスは受けることができません。
老後に備えるための「小規模企業共済」「国民年金基金」などを利用して、自力で老後に備える対策を立てる工夫も必要になるでしょう。
節税の勉強をする
フリーランスで収入を得ると自分で確定申告するのが義務になります。
経理や税金の勉強をしておけば賢く節税できるようになります。
「簿記の資格」を持っていれば自分で節税する方法がわかるように。
節税効果は絶大です。有利になるので、フリーランスになる前に簿記の勉強をしておきましょう。
フリーランス初心者は副業からスタートが無難
フリーランス初心者は会社員として安定収入を得ながら、副業で低リスクの仕事をする働き方がオススメです。
リスクを最小限に抑えながらスキルや実績を積むことができるからです。
ちなみに、低リスクでオススメの副業はこちら
私は会社員時代に「アフィリエイトブログ」を始めながら、クラウドワークス・ランサーズで「Webライター」の案件を受注して実績を積み上げました。
今回ご紹介した副業は、新しいキャリアを模索しながら収入アップを期待できるのが魅力。
現在の仕事を続けながら、興味ある分野から隙間時間を作ってスタートしてみましょう。
まとめ:フリーランス初心者は「事前準備」を整えてから
「フリーランスはやめたほうがいい?私が準備したこと7つ」ご紹介しました
フリーランスは「なりたい自分の働き方」を実現できます。
ただ自己責任の大きさや収入の不安定さといったリスクも考慮しなければなりません
「フリーランスはやめたほうがいい」と言われる背景には、向き不向きが大きく関わっています。
本記事を参考に、自分に合った働き方を考えてリスクを最小限に抑える準備を始めましょう。
あなたのキャリア成功を願っています。
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