- Webライターをやっているけど、文字単価の相場がわからない
- 自分に見合った文字単価のレベル感を知りたい
Webライターの文字単価の平均相場は1~2円前後です。
スキルや専門知識によっては、3円・5円・10円とランクアップが可能。
とはいえ、「自分のレベルと文字単価の相場がどのくらいなのか」わからないですよね。
そこで今回は「Webライター文字単価の相場とレベル」をわかりやすく解説しました。
その他「単価アップのためにやること」も紹介しています。
文字単価の仕組みを理解して、Webライターとして効率よく稼げるようにしていきましょう。
Webライターの報酬形式は?
- 文字単価
- 記事単価
- 時給単価
1つずつ解説します。
文字単価
Webライターの報酬は「1文字2円」といった形の文字単価制がもっとも多いです。
2,000字執筆するとして、
- 文字単価0.5円⇒1,000円
- 文字単価2.0円⇒4,000円
Webライターで活動されている方は、クラウドソーシングの案件で文字単価制を見られたのではないでしょうか。
未経験者でも始めやすい点がメリットですが、クラウドソーシングでは0.1円といった低単価案件も…。
やりがい搾取されないように最低でも文字単価0.5円以上の案件を選ぶようにしましょう。
記事単価
記事単価は「1記事で〇円」とあらかじめ報酬額を算出する形式。
1記事あたりの報酬が決まっているため、収入の予測がしやすくなります。
記事単価は、直接依頼の案件が多い方式です。
時給単価
時給単価は、アルバイトやパートの働き方のような「1時間〇円」といった雇用形態。
企業で常駐して働くときにある形式です。
一定期間の収入の見通しが立つのがメリット。
ただし、時給単価の場合は報酬金額が決まっているため作業スピードを上げても収入アップにつながりません。
作業スピードが上がってきたら、文字単価や記事単価にシフトするほうが単価アップを狙えます。
Webライター文字単価の相場とレベル
「自分のレベルと文字単価の相場がどのくらいなのか」を知りたいですよね。
ここからはライターのレベル別に文字単価と合わせて解説します
- 【レベル1】文字単価0.5円~1円
- 【レベル2】文字単価1円~2円
- 【レベル3】文字単価2円~3円
- 【レベル4】文字単価3円~5円
- 【上級者】文字単価5円~
とはいえ、案件のジャンルやライターの実績によって文字単価は変動します。
あくまでも今後の参考程度として読んでもらえればと思います。
【レベル1】文字単価0.5円~1円
文字単価0.5円~1円は初心者向けの案件が多いです。
案件の特徴は以下のとおり
- クラウドソーシングで案件が多数あり
- 個人事業主や中小企業の依頼者
Webライター未経験者でも応募しやすく、実績や経験を積むためには最適かと思います。
気を付けなければならないのが、悪質なクライアントが募集をかけるのが、この文字単価。
信頼できるクライアントであるかプロフィールを確認してから応募するようにしましょう。
【レベル2】文字単価1円~2円
文字単価1円~2円の案件は平均相場で、3ヶ月ほどで目指せるレベル。
案件の特徴として、
- メディア運営の企業からの依頼が多い
- テストライティングがある
- クラウドソーシングやX(Twitter)での募集が多い
テストライディングは執筆する文字数の提示を求められます
例)3,000字の案件⇒3,000字の記事を提出
クライアントは応募者の過去の執筆をチェックして「どんな人に依頼するか」決定します。
ちなみに、ブログ運営でWebライターに必要なスキルが積み上がります。
文字単価1.5円以上を目指すならブログ運営でスキルを磨いて、わかりやすい記事を執筆できるようにしておきましょう。
【レベル3】文字単価2円~3円
文字単価2円以上になると、次のようなスキルを求められます
- SEOライティング
- 専門知識や経験
- アイキャッチ画像の作成
Webライターとして業務の対応幅が広くなるイメージ。
案件はメディアからの直接案件がほとんど。
メディアの成果を考えて、売上につながるような提案をできるようになる専門性が必要なレベルとなります。
【レベル4】文字単価3円~5円
文字単価3円以上になると、深い専門知識や資格が必要なレベルに…。
例えば、ダイエット記事の場合だと、
- 「パーソナルジムのトレーナー経験がある」
- 「食事管理でダイエット成功した」
資格や経験がなくても特定分野の体験談情報を書いた実績があれば、3円以上の案件を取ることが可能。
募集案件は直接契約を探すレベルとなります。
【上級者】文字単価5円~
文字単価5円以上になると、企業から「○○さんにお願いしたい」と依頼される形。
案件の特徴は、「金融」「医療」「不動産」などの高単価ジャンルの専門知識。
文字単価10円以上の案件で稼いでいるWebライターもいます。
Webライターが単価アップのためにやること9選
Webライターをするなら、高単価案件の獲得方法も知りたいですよね。
そこで単価アップのためにやることを紹介します。
基礎編
- 読み手にわかりやすい文章を書く
- 記事構成の型を覚える
- ブログでWordPress開設してスキル積み上げする
- レギュレーションを守る
- クライアントの作業時間を減らす
読み手にわかりやすい文章を書く
初心者Webライターの壁を突破するには、「読み手にわかりやすい文章を書く」ことが求められます
- 正しい文法を使う
- 自分目線の表現方法には気を付ける
クライアントに「読みやすい文章」と印象付ければ、間違いなく評価アップにつながります。
私は本を読んだりネットで学んだりして、実際に書いていくことで上達しました。
「インプット⇔アウトプット」を繰り返していけば、自然にわかりやすい文章を書くことができます。
記事構成の型を覚える
読み手にわかりやすい文章を書くのとセットで、「記事構成の型を覚える」ことは初心者Webライターを卒業するのに大切な要素
リード文:
本文:
本文の中に「大見出し」「中見出し」「小見出し」で構成
まとめ文:
今回の記事を例にすると、
- リード文⇒
「タイトル下から目次上まで」 - 本文⇒
「目次下からまとめ上まで」 - 大見出し⇒
例)『Webライターが単価アップのためにやること9選』の箇所 - 中見出し⇒
例)『基礎編』の箇所 - 小見出し⇒
例)『記事構成の型を覚える』の箇所
「読み手にわかりやすい文章を書く」と同じで、本を読んだりネットで学んだりして、実際に書いていけば記事構成の型をマスターできます。
ブログでWordPress開設してスキル積み上げする
ブログでWordPress開設するのは、Webライターで単価アップに有効な手段。
なぜなら、以下のスキルが積み上げられるから
- WordPressの基本操作
- SEOの知識
- キーワード選定
- アイキャッチ画像の設定
- 文字の装飾・編集
- マーケティング
ブログ運営を始めると実践に活かせるスキルが身につきます。
またクライアントにポートフォリオになるようなブログを見せることで、自分のスキルのアピール材料にできるといった方法も。
Webライターの総合的なレベルが高まり、より多くの仕事を受けられるようになるでしょう。
レギュレーションを守る
Webライターが単価アップを狙うのにレギュレーションを守るのも有効。
レギュレーションはクライアントからの要望で、一例を挙げると以下の内容です
- 表記方法は「です・ます調」
- 話し言葉はNG
- ターゲット層に向けた表現方法
クライアントの意図に沿ったコンテンツを提供することで信頼が厚くなり、継続依頼につながる可能性があります。
クライアントの作業時間を減らす
自分の作業範囲を広げてクライアントの作業時間を減らせば、単価アップの交渉がしやすくなります
- クライアントの意図をくみ取る
- 修正回数を減らす
- 構成や執筆のチェック
- マニュアルを守れているかの確認
クライアント側の負担を減らして、文字単価アップにつなげていきましょう。
応用編
- SEOライティングに磨きをかける
- 専門分野を極めて「オンリーワン」になる
- セールスライティングを学ぶ
- Webディレクターになる
SEOライティングに磨きをかける
SEOライティングに磨きをかければ、多くのクライアントから必要とされるようになります。
なぜならクライアント側は、検索上位に表示できる記事を作れるようになるライターを探しているからです。
ちなみに、私は以下のような形でSEOライティングに磨きをかけています
- ブログ運営で「どのような施策で効果あるのか」発見する
- SEOライティングを「YouTube・書籍・Webサイト」で学ぶ
SEOの知識を持っていると他のWebライターと差別化できクライアントからも重宝されます。
ライティングスキルを磨くなら、ブログ歴17年なかじさんの書籍がおすすめ!
ネット系広告代理店でASPや通販企業のウェブコンサルティングで就職した実績があり、現在はオンラインサロン「ABCオンライン」を開業。
伝説のブログ記事執筆のわかりやすい構成となっています。
この機会にぜひ手にとってみてください。
専門分野を極めて「オンリーワン」になる
高単価案件を獲得するなら、以下の専門分野を極めるのが最短ルート。
- 金融
- 不動産
- 医療・健康
- 転職
専門分野の知識は資格が必要なのは大切なことです。
とはいえ、資格を持っていなくても「自分の経験を活かしてアピールする」といったことも可能。
自分だけの強みを見つけて、プロフィールやポートフォリオに載せてクライアントへアピール。
高単価案件の採用率アップにつながるようになるでしょう。
セールスライティングを学ぶ
- セールスライティング⇒
読者の購買意欲を上げて商品の購入につなげる文章術のこと
簡潔に言えば「ものを売るための文章術」。
セールスライティングの相場は、約10万円~50万円と幅はありますが高額案件です。
希少価値が高いスキルなので難易度は高めとなっています。
Webディレクターになる
Webディレクターになれば、フリーランスで年収600~1,000万円程度稼げます。
Webディレクターの役割は、所属するWebライターを管理する立場。
必要なスキルは以下のとおり
- リーダー統率力
- マネジメントスキル
- コミュニケーション能力
- マーケティングの知識
- スケジュール管理能力
- 品質管理
- クライアント対応
SEOやWebマーケティングの知識を実践で経験を積み、継続的に学習する努力が必要です。
単価以外での注意点は?
Webライターとして「文字単価・記事単価」を上げるのは大切なことですが、単価以外で気を付けることがあります
- 【初心者限定】実績を積むことに注力する
- クラウドソーシングは手数料が発生する
- 業務内容から時間給を計算しておく
- 長期的な収入アップのために挑戦する
1つずつ解説します。
【初心者限定】実績を積むことに注力する
Webライター初心者は実績がないため、高単価の案件獲得は難しいです。
まずは低単価案件で実績を積むことに注力しましょう。
とはいえ、文字単価0.1円といった案件は疲弊してしまうので避けるほうが無難。
【レベル1】文字単価0.5円~1円から案件を探し、実績を積むことに注力してみてください。
クラウドソーシングは手数料が発生する
大手のクラウドソーシングサイトのココナラやクラウドワークスを利用する場合は、システム利用料と振込手数料が発生します
クラウドソーシング | システム手数料 | 振込手数料 |
---|---|---|
ココナラ | 22%(販売手数料) | 売上金額⇒ ・3,000円未満⇒160円 ・3,000円以上⇒無料 |
クラウドワークス | 5-20% | 500円(楽天銀行は100円) |
ランサーズ | 16.5%(一律) | 550円(楽天銀行は110円) |
単価のほうに気配りし過ぎるあまり、手数料は見落としがちです。
報酬額から差し引かれるのを理解しておきましょう。
業務内容から時間給を計算しておく
文字単価が高い案件だから稼げるとは限りません。
例えば、私は以下の案件で作業したことがあります
- 執筆時のルールが複雑
- 作業の対応範囲が広い
- 案件の難易度が高い
自分の実力に見合わない案件だと時間がかかってしまうことに…。
業務内容をしっかり確認しておかないと、文字単価に見合うだけの報酬を得られません。
時間給を意識しながら「どのくらいの業務内容なら対応できるのか」考えてから案件を探してみましょう。
長期的な収入アップのために挑戦する
高単価案件を獲得するには、正しく努力するのが1番の近道
1:文字単価0.5円~1円で実績を作る
2:ライティングスキルを積み上げる
3:Webライターとして業務の対応幅を広げる
4:専門性を磨く
5:オンリーワンになる
現在、高単価案件を獲得しているWebライターも1つずつステップアップしていくことで、文字単価5円・10円の仕事を任せられています。
目先の報酬ばかりにとらわれず、「自分にとって少しハードルが高いかな」ぐらいの案件に積極的に応募して挑戦していきましょう。
まとめ:正しく努力して文字単価アップを狙っていこう
- 【レベル1】文字単価0.5円~1円⇒
実績を作る - 【レベル2】文字単価1円~2円⇒
Webライターのライティングスキルを持っている - 【レベル3】文字単価2円~3円⇒
Webライターとして業務範囲を広げられる - 【レベル4】文字単価3円~5円⇒
専門性の記事を書ける - 【上級者】文字単価5円~⇒
「金融」「医療」「不動産」など高単価ジャンルの専門知識がある
文字単価は、あくまで目安として参考にしてください。
大切なのは、Webライターとしてやることの基礎を固めること。
そこから応用する流れで行動していけば、高単価案件の獲得へつながります。
本記事の内容を実践して、Webライターとしての市場価値を上げていきましょう!
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