- クライアントからポートフォリオの提出求められているけど実績ないのでどうすればいい?
初心者の頃は実績がなく困惑してしまいますよね。
そこで今回はクラウドソーシング活動歴3年の私が「初心者Webライターが抑えるべきポートフォリオの基本構成」を解説。
Webライター活動ではポートフォリオ作成は必須です。
ポートフォリオを掲載すれば「採用率が高まる」「文字単価が上がりやすい」などメリット満載。
初心者で実績がない人、応募してもなかなか返信が来ないと悩んでいる人は、今回ご紹介する内容を参考にしてみてください。
ポートフォリオが重要視される理由は?
ポートフォリオとは実績をアピールするための作品集という意味です。
なぜ重要視されるのか1つずつ解説します。
Webライター自身の名刺代わりになる
ポートフォリオはWebライター自身の名刺代わり。
過去に執筆した記事や文章力を掲載してクライアントにわかりやすく情報を伝えられます。
必要な情報をポートフォリオにまとめておけば、初心者もクライアントに自分の可能性をアピールできます。
クライアントから信頼感を得られる
クライアントはライターの実績や文章スタイルが自分のニーズに合っているかの判断材料にポートフォリオをチェック。
ポートフォリオがあればWebライターの人物像をイメージできます。
クライアント側からは安心して仕事依頼できることに。
逆にポートフォリオがないとクライアントは不安を持ってしまうので、必然的に選考から外れてしまう可能性も。
選考通過のためにも準備しておくことが重要です。
営業ツールになる
ポートフォリオ自体が、Webライターとしてスキルや実績をアピールする営業ツールに。
誰でも見える場所に設置しておけば、ポートフォリオを見たクライアントから仕事を依頼される可能性があります。
実際私はWebライター活動で以下の場所に設置しています
- ブログの運営者情報
- X(Twitter)のプロフィール欄
応募や営業にかける時間の浪費を防ぐ効果もあります。
初心者Webライターが抑えるべきポートフォリオの基本構成
私がWebライター応募するときのポートフォリオの基本構成をご紹介します
- プロフィール
- 経歴・資格
- 執筆実績
- 希望条件を明確化する
- 連絡先
よくある事例と交えながら1つずつ解説します。
プロフィール
プロフィールはあなたの実績と魅力を一目で伝える名刺代わりのページ。
自分のライティング形式や得意なジャンル(例:美容、旅行、ITなど)を具体的に書くことで、
クライアントに自分の強みを伝えることができます
私は以下のように伝えています
あくまで一例ですが、クライアントが興味を持つと仕事依頼につながります。
経歴・資格
経歴・資格はライター応募の案件に沿った形で書くことで、クライアントの関心を惹きます
まずは、過去の経歴・資格をすべて洗い出すこと。
そこから直接Webライター応募に役立つ経歴をアピールする流れです。
執筆実績
これまでの執筆実績があれば記事のリンクを掲載しましょう
クライアントが求めている内容に近いものを列挙するのがおすすめです。
執筆実績がない人は「ブログ記事」のリンク掲載で代用できます。
希望条件を明確化する
希望条件をハッキリ伝えることでクライアントとの認識のズレや無理な要求を回避できます。
私はWebライター応募のとき、以下の形で提出しています
希望単価は自分のスキル・実績に見合った報酬を得られるようにするため。
希望条件を明確にすることは、プロ意識を示す行為でクライアントから信頼されるように。
その他、コミュニケーションや契約がスムーズにつながるメリットもあります。
連絡先
連絡先はメールアドレスやお問い合わせフォームのリンクを掲載しましょう。
シンプルに「お問い合わせはこちら」と注目形で配置すると効果的です。
ポートフォリオで採用率を高める見せ方のコツ
- クライアントが知りたい情報を掲載する
- クライアントに気持ちよく見てもらう
- 最新のポートフォリオにアップデートする
- 趣味・特技でアピールする
ポートフォリオで採用率を高めるには、自分目線でなくクライアント目線で掲載する配慮が必要に。
1つずつ解説します。
クライアントが知りたい情報を掲載する
ポートフォリオで採用率を高める見せ方のコツは、「自分が見せたいもの」ではなく、「クライアントが見たいもの」が優先。
例えば、過去の実績を載せる際には、案件内容や成果をしっかりと説明して具体性を持たせます。
クライアントが知りたい情報を掲載すると採用率アップに。
過去の実績がない人は、サンプル記事を自分で作成しましょう。
クライアントに気持ちよく見てもらう
ポートフォリオはただ内容を詰め込むだけではなく、シンプルで洗練されたレイアウトを心がけます
- 箇条書きを入れる
- 表を使う
- 枠を付ける
- 余白を意識する
読み手(クライアント)がストレスなく読める工夫です。
最新のポートフォリオにアップデートする
古い情報から最新のポートフォリオにアップデートすることで以下のメリットがあります
- クライアントへの信頼感向上⇒
新しい実績やスキルを追加することで、「このライターは成長し続けている」とクライアントに安心感を与えられる - 受注の幅が広がる
- 自分自身のスキル整理につながる⇒
自分のスキルや経験を客観的に振り返ることができる。また、次に目指すべき目標や、改善すべきポイントが明確になる
定期的な更新は、仕事のチャンスを広げるだけでなく自己成長につながります。
趣味・特技でアピールする
ポートフォリオに趣味・特技を載せると人間味のある一面が出ます
以下に注力されている人はチェックしてみてください
- 読書
- ブログ運営
- 写真撮影
- 旅行
- グルメ・料理
- スポーツ・フィットネス
- SNS運用
- ゲーム
- ハンドメイド
- 英語スキル
趣味・特技から「記事執筆にどう活かせるか」、具体例を添えてポートフォリオに記載するとより効果的です。
初心者Webライターがポートフォリオで気を付けること4つ
- 誤字脱字はNG
- 初心者と書かない
- クライアントの許可なくポートフォリオを公開しない
- 個人が特定できる情報に注意を払う
Webライターにとって大切なことなので、注意深く最後まで読み込んでください。
誤字脱字はNG
ポートフォリオだからといって油断禁物。
誤字脱字があると、その時点でWebライターとして評価が下がります。
無料で使える校正ツールもあり、一度仕上げたポートフォリオのダブルチェックに使用できます。
初心者と書かない
「Webライター初心者です」の記載は書いてはいけません。
なぜなら、クライアントにスキルが低いと思われてスルーされてしまうから。
クライアントは課題を解決できる人を探しています。
もし実績がない場合でも、
- 「読者に分かりやすい構成や丁寧な文章を心がけています」
前向きにアピールすることでプロとしての姿勢を示すことができます。
今自分が提供できる価値を前面に押し出して、クライアントに安心感と魅力を伝えるようにしましょう。
クライアントの許可なくポートフォリオを公開しない
過去に納品した記事は、クライアントの許可なく公開してはいけません。
著作権侵害などで訴えられる可能性があります。
ポートフォリオに掲載するときは勝手に公開するのではなく、必ずクライアントに確認を取るようにしてください。
個人が特定できる情報に注意を払う
住所や電話番号など個人が特定できる情報に注意を払うようにしましょう。
その理由として、悪質なクライアントが存在するからです。
「しつこい勧誘の電話」「迷惑メール」など送られる可能性があります。
ちなみに私はライター契約するまでは、住所や電話番号の記載をお断りする形をとっています。
その他、仕事の依頼や相談を受け付けるために、WordPressからお問い合わせフォームを設置。
個人情報対策に有効です。
初心者Webライターのポートフォリオの作り方
- サンプル記事でポートフォリオを作る
- WordPressで作成する
仕事の幅を広げるための有効な戦略です。
1つずつ解説します。
サンプル記事でポートフォリオを作る
Webライター未経験の人はサンプル記事を書いてポートフォリオを作りましょう。
何を書いていいのかわからない人は、以下を参考に書いてみてください
- 得意なテーマにする
- 800~1,000文字程度の短い記事を目標にする
- スキマ時間で少しずつ進める
- 80%の完成を目指す
- 達成感を楽しむ
まずは5記事を目標にして、ライティングスキルを向上させます。
文章を書くことが習慣化できたら、2000文字~5000文字のサンプル記事を用意しておけばOK。
実績がなくてもポートフォリオとして成立します。
WordPressで作成する
WebライターのポートフォリオをWordPressで作成すると、以下のように仕事範囲が広くなります
- WordPressへの入稿
- アイキャッチ画像の作成
- ボタンリンクの追加
- 内部リンクの設置
- キーワード選定
私は現役Webライターとして活動していますが、募集要項に「WordPressへの入稿」を記載する案件を多く見ます。
もしWordPress開設が難しい場合は、最初はGoogleドキュメント、PDFなどで作成する方法もあります。
とはいえ、Webライターに必要なスキルも身につくのでWordPress開設はメリット満載です。
まとめ:まずはポートフォリオを作成しよう!
「【これだけでOK】初心者Webライターが抑えるべきポートフォリオの基本構成」を解説しました。
ポートフォリオはWebライターとして「名刺」のような存在です。
特に初心者は、自分のスキルや実績を効果的にアピールできる重要なツールとなります。
本記事で紹介した基本構成や見せ方のコツを参考に、クライアントに響くポートフォリオを作成しましょう。
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